今や多くの企業の社是、会社概要、求人広告に、これらの文字が躍っています。
日本社会は「失われた20年」と呼ばれた期間や、重篤な自然災害を経て、「物の豊かさ」から「心の豊かさ」、「カネ」から「ヒト」へ、
という変化の過渡期を迎えています。そういった変化の中で、我々は
ということを、日々考え続けています。およそ2500年まえに編纂された「論語」という本には、「犬馬に至るまで、皆よく養うことあり」という一節があります。
「衣服を与え、住む場所を与え、食べるものを与える」ことくらいは、人間の親でなくとも、犬馬(どうぶつ)でも普通にやっている、という意味です。
これを現代社会の企業、というものに置き換えた場合、
ということになります。
つまり、企業として社会に存在している以上、これらのことは普通にできなくてはならないし、またそれだけでは「本当に人を大切にしている」とは言えない、ということになります。
では、本当の意味で、人を大切にする、人を育てる、というのは、どういうことなのでしょうか?
現段階での、弊社の考えはこうです。(弊社はまだ、発展途上なのです)
Violaというちっぽけな、いち組織の中でのみ有用だと評価される人材だけでなく、
個々の夫婦関係における「良き夫」「良き妻」、
個々の親子関係における「良いお父さん」「良いお母さん」、
一定の共同体の中における「良き隣人」、
社会全体という概念における「良き人材」
と評価される「人」を育てることが、今後の企業に求められる要件ではないか、と考えています。
仕事も含めた、社会生活の営みのなかでひとりひとりが、みずからの立場に甘んじず、みずからを律し、成長し続けることで、
世の中はよりよいものに変わっていくはず。
少なくとも、弊社はそう考えています。